2013年8月15日木曜日

ローマでサッカー観戦(国際親善試合)


今年のセリエA新シーズンは8月25日開幕です!
開幕に先立ち、今年は特別な親善試合がローマ・オリンピコにて開催されました。

イタリア 対 アルゼンチン (8月14日20:45)

今年3月のコンクラーベで選出された新教皇フランチェスコの出身国、そしてサッカー強国としても有名なアルゼンチンとの親善試合が実現しました。
実は、開催が発表された5月の直後、アルゼンチン側がスケジュールの都合がつかないということで一旦キャンセルが決定したこの試合、最終的には説得に成功したのか、やっぱり開催!ということになった経緯があります。
ラテン人同士のノリの良さが幸いしたのかどうか、とにかく良かったです。

 試合前日の13日には、両国の代表選手団がバチカンへ表敬訪問を行った様子がニュースになりました。
出場予定選手は、イタリア中心にヨーロッパの強豪チームで活躍する超有名選手がズラリ。
これは大変お得な試合です。

と期待していたところ、前日になって、メッシ(アルゼンチン)が筋肉疲労、バロテッリ(イタリア)が右膝不調との理由で出場キャンセルのニュースが。
2大スター選手が取りやめとは、かなりの打撃です。
当初出場が危ぶまれていたブッフォン(イタリア)は出場決定とのこと、彼がゴールを守ればイタリアは安泰です。

入場ゲート
親善試合のためか、スタジアム周辺は試合観戦というよりも、夕涼みにやってきた普通の人々のムード。
勝敗のかかったリーグ戦とは、緊張感が違うようです。

相変わらずチケットと身分証明書のチェックは厳しく、無事通過してスタジアム内へ。

ゴール裏席
客席は意外にも、水色カラーのアルゼンチンファンのほうが優勢な様子。
「ローマにこんなに沢山アルゼンチン人がいたのかしら?」というより、ラテンアメリカ移民の人達がスタジアムに結集したようです。

イタリアファン3人。
中には、上の写真のような3人組も。
ローマ、ユヴェントス、インテルのユニフォームをそれぞれ着ています。
こんな光景も国際マッチならでは。

楽団の入場。
選手入場。
各チームの選手が入場し、国歌斉唱。
イタリア国歌は、オペラの合唱のように派手でゴージャス。
あとで調べたら、ヴェルディによる編曲でした。

試合開始。
 Kick-off も、親善試合だけに緩〜いムードで始まった印象でした。
が、展開は予想外の成り行きに。。。

無敵のユヴェントスのゴールキーパー、ブッフォンの固い守りにも関わらず、アルゼンチンの2ゴール。
イタリアはなかなかボールをキープできない様子。
後半10分で、ゴールキーパー交代となりました。
ブッフォンには4日後に同スタジアムにてスーパーイタリア杯(ラツィオ対ユヴェントス)があるので、そこでの健闘を期待します。


後半、イタリアがなんとか1ゴールを決めて、1-2で試合終了。
いつものことですが、勝利をあきらめたイタリアファンは試合終了前からゾロゾロと帰って行ってしまいました。


バカンスシーズンということもあって、客席の入りは定員の1/3程度。
リーグ戦の殺気立ったムードもなく、ゆったりと観戦を楽しめました。
今回は一味ちがったサッカー観戦、これも面白い経験でした。